ヴィパッサナー瞑想 |
近年欧米で盛んになっている『現代ヴィパッサナー瞑想』は、ミャンマーで、火がついた瞑想法です。
それは伝統的儀式や布施行や布教に重きをおかず、宗教の枠をこえ一般の人たちに役立つシンプルで分かりやすい瞑想法として始まり、アジアや欧米で共感を得ました。
欧米では、修行と言うよりはひとつのセラピーの手法として広く応用され始めています。
ヴィパッサナー瞑想は、サマタ瞑想と並んで上座仏教で良く使われる瞑想法のひとつです。
仏陀が悟りを開いた瞑想とも言われています。
大乗仏教の日本では、瞑想と言えば座って呼吸をととのえるサマタ瞑想がよくしられています。
それゆえに当初はヴィパッサナー瞑想に重点をおく瞑想法はあまり受け入られずいましたが、しだいにいくつかの団体の瞑想センターができ始めています。
ヴィパッサナー瞑想は、「気づきの瞑想」と言われ、あるがままに見るためのの瞑想法です。
普段私たちは、いろいろなことを思い浮かべています。
例えば、今日新しく出会った人物の顔が何となく気に入らなかったりします。
よく思い出してみると、小さいときに虐められたいじめっ子の面影にどこか似ていたりします。 |
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つまり私たちは、そういう妄想(もうそう)によってものを見がちであって、真実をあるがままに見ているわけではありません。
ヴィパッサナー瞑想は、妄想をやめて、あるがままの自分に気づく瞑想法です。
ヴィパッサナー瞑想には、いろいろな方法がありますが、それは座る動作だけではなく、寝たり、立ったり、歩いたり静的・動的両動作でも行われるのが特徴的です。 |
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つまり、日常の動作すべてにおいて、瞑想的でいることも可能なのです。
ここでは、スリランカの僧侶のスマナサーラ氏(日本テーラワーダ協会)のヴィバッサナー瞑想実践法を紹介します。 |
その三原則です。
1. スローモーション
2. 実況生中継
3. 感覚の変化を感じ取る
一つ目は、スローモーション。
からだをふつうのスピードで動かすのではなく、できるだけゆっくりスローな動きで行うこと。
二つ目は実況生中継。今行っていることを、頭の中で簡単な言葉で確認すること。
それを隙間なく、切れ目なくするのです。
これを実行すると、雑念が消え、瞬時に集中力が生まれます。
三つ目は、感覚の変化を感じ取ること。手を上げたり、歩いたり、座ったりするたびに、からだの感覚が変わります。
考えるときも激しく感情が変わっていくのです。
これらの変化を何も解釈せず、感じることです。
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ここでヴィパッサナー瞑想を紹介したのは、ルーシダットンは仏教の修行僧の長時間の瞑想のコリをほぐす体操で、瞑想そのものではありませんが、ただ漫然とルーシーダットンをするのでなく、ヴィパッサナー瞑想法の原則をルーシーダットンに応用して瞑想的なアプローチをしてもおもしろいなと思ったからです。 |
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またタイは上座仏教の国ですから、このヴィパッサナー瞑想を含んだ瞑想プログラムのあるお寺がチェンマイにも多数あります。
基本的には10日以上のプログラムが一般的ですが、2日コースまたは4日コースの初心者向けコースがあるスワンドック寺院の瞑想ワークショップの詳細をリンクさせていただきます。 |
139 Wat Suandok T.Suthep A.Muang Chiangmai
50200
TEL: 053-278-304 / 053-283-997
E-male : watsuandok53@gmail.com
毎週火曜日14時集合、最終日はお昼頃解散。
4日コースは、月に1回です。
費用は2日コース500バーツ、4日コース1000バーツの他白い瞑想用の衣服300バーツです。
興味のある方はメールなどでお問い合わせくだい。 |
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その他の瞑想寺
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