1.お客様の職業や生活習慣を聞いておくと、気持ち良いマッサージに役立ちます。
1日中座ってパソコン作業をしている人と、1日中立って商品を売っている人では、当然コリの部位が誓ってきます。
2.お役様が良くする「押す力の程度」は必ず聞きます。
それは強・中・弱の分類だと思いますが、これはお客が考える強とセラピストの感がる強は一致しません。
施術中に声をかけすぎるのも、もどろみを邪魔された客は不快です。
問診とともに重要なのは、圧した指が感じる筋肉の反応による「触診」、表情や体の動きによる「観診」 です。 |
ここでは、気持ち良いマッサージの秘訣を紹介します。 |
1.マッサージは注意深く「考えるマッサージ」を行う |
人の体は、その人間の数ほど違います。
解剖図に載ってる人体は、そのモデルとなった人のものです。
ですからマニアルは通用しないのです。
セラピストは、その人にあわせて、その都度、注意深くテクニックや手順を選択する必要があります。
それは、やはり、「気持ち良いか」「危険じゃないか」の基準です。
施術中は、注意深く相手の反応を観察し、時々クライアントの様子を聞くことが不可欠です。 |
2.マッサージ姿勢 |
良いマッサージとは、クライアントにも、セラピストにも無理がないマッサージです。
マッサージの姿勢には特に注意する必要があります。
チェンマイ式のタイマッサージは、セラピストの体にも優しいマッサージです。
無理な体勢での施術は、セラピストをひどく疲労させ、有害です。
正しい施術姿勢は、体から無理な力が抜けていることです。
基本は、膝をついて、背筋を伸ばして、腕をまっすぐにし、膝で移動することですが、ただどんな姿勢も長く同じ姿勢を続けてはいけません。 |
3.タッチング |
マッサージは相手の体に直接タッチすることです。
良い感じのタッチは、温かく、切れ目のないタッチィングです。
セラピストは、体を清潔にし、手を温かく保つようにしなければなりません。
「ウォームタッチ、ウォームハート」という言葉があり、温かいタッチィングは、愛情さえ感じるものです。
手の冷たい人は、両手を擦り合わせたり、布でこすったりする必要があります。
そして、できるでけ広い範囲をタッチィングするようにします。
位置を変えるときは、タッチしたまま移動します。 |
4.力の使い方 |
ゆったりした姿勢で、自分の体重を利用すれば強く押すことができます。
ただ、マッサージを受ける側も力の受け具合は個人差がありますので、筋肉の状態や反応を観察して調整しなければなりません。
もし相手が痛みを感じれば、筋肉が硬くなって抵抗しますし、表情も強ばります。
またクライアントに直接に聞くことです。
力の加減は、マッサージを受けてる人が対応しやすいように、軽く押しはじめて、次第に強くしていきます。
しかし、押しすぎて、内出血やケガに至らないように注意します。 |