テクニック |
方 法 |
効 果 |
施術の注意 |
プレスまたはプレッシャー(押す) |
筋肉を押して力を加えることですが、指先の腹、手のひら、肘、膝、足などの体の部分または道具を使って押します。 |
筋肉、腱、筋膜を伸ばして弛緩させ、血管を拡張させ、血の循環を良くすることと、神経系統を刺激して内臓の働きを活発にすることです。
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筋肉や血管を傷つけ、神経系統を麻痺させたり、骨折させたりする危険があります。 |
スクイーズ(絞る) |
手の親指と後の4指で両側から挟んで絞るか、両手を組んで手のひらで絞ることで、両面から筋肉を圧迫するテクニックです。 |
プレスと同様に、筋肉、腱、筋膜を伸ばして弛緩させ、血管を拡張させ、血の循環を良くすることと、神経系統を刺激して内臓の働きを活発にすることですが、これを両面からするという効果があります。
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筋肉や血管を傷つけ、神経系統を麻痺させたり、骨折させたりする危険がありますが、その他不必要な力を入れすぎてセラピストのエネルギーを消耗させることがあります。 |
ローリング(転がす) |
腕、丸い棒、ボールなどの丸い部分で、大きな筋肉の部分を転がして押します。
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筋肉を持続的に圧迫し、伸ばしたり、弛緩したりすることです。 |
肉離れを起こすことがあります。 |
スライド(擦る) |
皮膚を前後左右に擦る、または円を描くように擦ります。 |
皮膚を伸ばして拡張させ、毛穴を開き、皮膚の毛細血管を拡張し、温めます。
オイル、軟膏、パウダーなどの潤滑剤が一緒に使われることがあります。
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乾燥した皮膚を施術するときに、皮膚を傷つけたり、痛みや刺激をクライアントに与えます |
サークル(円を描く) |
筋肉を押して、前後左右に動かし、または円を描くように撫でます。 |
ソフトなタッチで、力を拡散させます。
手足の甲、胸、頭蓋骨、関節の部分などの肉の薄い、敏感な部分、筋肉があまりない部分のマッサージに効果があります。 |
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ローテイト(回転する)
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関節を回転します。
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関節のまわりの腱や筋膜を伸ばし、関節に潤滑油を行き渡らせ、その動きをスムーズにします。 |
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関節まわりの腱や筋膜を傷つけ、関節炎や関節のズレを起こすことがあります。 |
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ツイスト(捻る)
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筋肉を逆方向に回します。 |
ストレッチ(伸ばす)
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筋肉を伸ばしたり、関節を伸ばします。 |
プル(引っ張る)、クラック(音を鳴らす) |
指、手首などの関節関節を引っ張りたり、音を鳴らします。 |
音を出して関節の空気だまりを気化させて、関節の動きをスムーズし、爽快感を感じさせます。
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皮膚と骨の間で激しい摩擦を起こしますので、皮膚、骨、筋膜、関節などを痛めることがあります。 |
パット・ヒット・チョップ(手のひら・拳・合掌で叩く) |
手のひらや拳、手のひらを合わせて、リズムカルに筋肉を刺激します。 |
この手法は筋肉を圧迫した後、筋肉の緊張を緩和し、筋肉の動きを良くするために使います。
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内出血、筋肉痛を起こすことがあります。 |